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「涼宮ハルヒの分裂」読了。個人的感想。
・なんつーか、分岐構造の導入はどうなんでしょうか。
・そして、今更ながらに「この小説はSFのガジェットを用いた恋愛小説なのね」ってことを思い出しました。キョンと過去仲の良かった女人が現れることで、分岐が生じるとは。ギャルゲー。
・あと、文章力が少し落ちた気がするぞ、谷川。キャラに依存しすぎというか。文章的にあやふやでも「このキャラならばこれくらい曖昧で支離滅裂で尻切れな表現でもおっケーでしょ?ね、そうでしょ?読者諸君?」という姿勢が見えすぎていて、個人的には少し微妙です。読者に媚び売りすぎっつーか(別に非難しているわけではないぞ)。
・とはいえ、「驚愕」読まねばなんともいえんなという気もする。
・あと、キョンってアダナだけれども、十分に固有名ですね。
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/03/31
- メディア: 文庫
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