157時間目。最高潮ですよネギま!
 しかし、その一方で、スクールランブルが相変わらず大変なコトに。
 完全にお嬢が今の主人公ですね。
 こちらでも指摘されてる通り、「片思い+勘違い」という播磨のポジションが、そのままお嬢にスライドしてるのだな〜。
 個人的にはギャグマンガとしてのスクランは既にお疲れ気味だと思うので、この展開の方が好き。
 しかし、どう転んでも光明が・・・。うーん。


 で、157時間目ですよ。以下ネタバレですよ。

 DIO様ですよッ・・・!!
 つーか擬似時間停止ですよ。

 まーね、ちゃおりんの技が時航機*1使ってるのはどう考えても明らかだったんですが、ネギてんてーがカシオペアをああも鮮やかに使いこなして互角の戦いをするとは。
 精霊を使ってカシオペアの細かいコントロールをしているというのは、ネギてんてーがお勉強の出来る子だ、というのがちゃんと活かされてるし、都合いーなオイ、という展開ではなく説得力があってステキだと思いました。
 ネギてんてーのカシオペアが最早あまり多くの回数使えない、という限定が仕掛けられているのも良いね。
 丁寧にお話作ってるよなー。


 で、肝心の肝心のゆえゆえの論理的根拠がついに今回登場したわけだけども・・・。


 あっさりネギてんてーに反論されたーッッ!
 しかもゆえゆえったらテンぱって「のどかとの約束は」とかいいだしたよー。
 そこは「私」を強調しなくちゃだめ・・・ッ!いいヤツだなゆえゆえったら。


 「マガジンは立ち読み派」のjoseは正確な引用は出来ないんだけど、ゆえゆえの「論理的根拠」は言ってしまえばこんな感じですよね。


ちゃおりんが時間改変をして回避しようとしているのが、「世界全体を揺るがすような大事件」ではなく「ありふれた悲劇」である。

なにを救う価値のある「ありふれた悲劇」とするかは個人の判断に拠る。


だから、時間改変によって救われる人もいるかも知れないが、たとえばオコジョにされる魔法先生のように不幸になる人もいる。ちゃおりんは結局自分の救いたい人間だけを救おうとしているだけで、これは個人のエゴなのではないか。

 これに対して、ネギてんてーの素早い反論。


ちゃおりんの時間改変を「個人のエゴ」と認めるなら、自分たちが時間改変を阻止しようとしているのも「個人のエゴ」なのではないか。

なぜならば自分たちも既に「魔法バレ」した世界を元に戻す/改変する為に、学園祭三日目に戻ってきているのだから。

 うーん。ネギてんてーったら頭の回転早いってばよ。
 そんな訳で結局迷いが消えなかったネギてんてーピンチ!?


*今週の長瀬楓さんの登場はありませんでした。たつみーと戦うコトで語り合っているんでしょうね。


追記 
 jose的には、「歴史改変」の是非、を問うてしまったのがまずかったのだと思います。

 つまり「動機」や「目的」の是非を焦点にしちゃったのがまずい。
 「動機」だと「誰かを救いたいという気持ちはわかる」になっちゃうし、「目的」についてだと、そもそも未来を知らないネギてんてーたちには良いも悪いも判断しようがないわけで。
 ちゃおりん以外とっては「未来」なんてまだ存在してないんだから、「改変ヤメロ」とか言いようがない。改変以前の「未来」なんて知らんのだし。

 やっぱり問題なのはちゃおりんが「今」やろうとしている事が、許容されるかどうかだよね。
 「歴史改変」ありかなしかは、「今」を生きるネギてんてーたちの判断の外なんだし、ネギてんてーたちが止めようとしてるのも「魔法全世界バレ」でしかないよね。
 「目的」や「動機」で「手段」を正当化するのにも限度があるので、やっぱりちゃおりんは止めるべきだよ。とjoseは思います。

 ちゃおりんにすれば結果的に未来がよい方向に進めばいいんだから、ネギてんてーたちに「未来をよりよくするための現在についての注意事項」をアピール出来てる時点で、もはや成功だと思うし。
 
 まあ、ちゃおりんのコトなんで、ネギてんてーに野望を阻止されたらその種のことを言って、未来への希望をたくしてきそうな気はする。

 うむ〜。楓さんの出番が少なかったので、思わずストーリーの内容についてじっくり語ってしまった。
 

*1:「タイムマシン」にあてる漢字としてはこれが一番好きですね。「時間旅行機」とかよりすごそうな気がする。なんとなくだけど。