最近、バックトゥークラッシックで手塚治虫のマンガをよく読んでるんですけど、
 

 これ読むと、萌えるよ?


 『エンゼルの丘』は「なかよし」に連載されてたマンガで、発表されたのは1960年なんだけど、この頃くらいまで手塚治虫は少女マンガを結構描いていたみたいですよ。

 お話はファンタジックな風俗の島国のお姫様が謀略で記憶を失って海に流される→どれいにされかかる→心優しい日本人青年の船乗りに助けられ日本に→青年の妹とお姫様は瓜ふたつ→国からやってきた悪人たちに妹が間違ってさらわれる・・・・・・・・・という感じですが、このファンタジックなお国に住む人々は人魚の一族で、とよりファンタジックな秘密も明かされて、そっくりさん同士の入れ替わりによって生じるすれ違いとか悲劇とか、悪人に命を狙われるサスペンスとか、人間と人魚は共存できるのかしらん?とか波乱万丈にストーリーが展開します。
 日本とエンゼル島、そっくりさんなふたり「ルーナ姫」と「あけみ」と、場所的にも、キャラをめぐってもいくつもの話が複雑に絡みあい並行して進むので読むのが忙しい忙しい。しかし―楽しいです。おもしろーい。
 なんというか、やっぱりさすがです。手塚治虫


 そして、注目すべきはあけみと入れ替わってしまったルーナ姫が日本にいるコトを知った悪役が送った刺客です。
 その名はチャーとベター。この子たち―

 殺し屋で双子で人魚でメガネでポンコツです!

 うはー。こ、この子らは一体・・・あわせ技で何本なんですか?
 しかも、暗殺に失敗した上にルーナ姫の優しさに改心して味方になってくれるというベタなコトまでしてくれるんですよ。


「失礼ね 殺し屋よ」
「ええっ 殺し屋!!」
「だいじょうぶ これでもね 今は改心しちゃったんだから」


 画像をキャプチャしてそのステキさを知らしめたいのですがいかんせん設備不如意。