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最近購入したマンガ。
①『テガミバチ』
- 作者: 浅田弘幸
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/01/04
- メディア: コミック
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舞台はアンバーグラウンドという国。この国はアカツキ、ユウサリ、ヨダカという三つの地域に分かれており、首都アカツキは常に人口太陽に照らされている。そして、アカツキを取り囲むユウサリ、ヨダカと離れていくにつれ、太陽の光から遠ざかって行く。そして、人々はこれらの地域を自由に行き来することが出来ない。出来るのは唯一、通称「テガミバチ」と呼ばれる国家公務員のみである。
主人公ラグは、アカツキへと連れ去られた母の下へ行くためにテガミバチを目指す少年。第一話はラグがテガミバチを知り、また目標となる人物であるゴーシュとの出会い。第二話は仲間となるニッチとの出会い。第一巻ではこの二話を収録。
話としてはいわゆる冒険もので、少年誌の王道という感じ。第一話なんかも「ワンピ」や「ハンタ」、「GBW」などの枠組みを踏襲。
個人的には浅田っぽさが薄まった感がありやや不満かな、と思います。主人公は『I'll』のような破天荒キャラではないし、台詞の端々に出てくる細かいギャグもまだ控えられているので物足りないです。まあ、『I'll』ではない作品に『I'll』らしさを求めても不毛か。
ただ、第二話で出てくるニッチは良いです。ニッチは「マカ」と呼ばれる竜に似た伝説の動物の肉を食べた女性が産み落とした女の子であり、「マカ」の能力を受け継いでいます。そのため、両腕は獣のような形状をしており、髪の毛は剣へとなります。このニッチが素晴らしいのは、なによりも良いオデコを持っているのですよ。ドロで汚れたニッチの顔をラグが洗ってあげるのですが、ちゃんとオデコが光るのですよ。しかも人間慣れしていないので、ちょっと褒めるとすぐ照れるのですよ。照れてる顔がかわいすぎる。
とりあえず、ニッチの存在だけで替え玉五玉はいけます。コミックスでもまだ僅か二話しか収録されていないので、第二巻以降に期待。
デトロイト・メタル・シティ (1) (JETS COMICS (246))
- 作者: 若杉公徳
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2006/05/29
- メディア: コミック
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デトロイト・メタル・シティ (2) (JETS COMICS (271))
- 作者: 若杉公徳
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2006/10/27
- メディア: コミック
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いわずと知れた「DMC」です。今更ですがハマりました。クラウザーさんが夢に出てきそうな勢いです。毎晩寝るまえに欠かさず見てます。
で、この「DMC」、どこかで見たことあるような気がしたのですが、クラウザーさん本人の動機に関わらず、周囲にいる信者たちがクラウザーさんの言動を伝説的に解釈してしまう、というのは『エンジェル伝説』と同じ構図かと思いました。あとは『地獄戦士(ヘルズウォーリア) 魔王』もちょっと混ざってるかなと。「DMC=『エンジェル伝説』+『地獄戦士 魔王』×何か」ではないかと。
ここで重要なのは「何か」ですね。よくわからないツボが沢山あって、これが中毒症状を引き起こすのですよ。根岸くんとクラウザーさんのギャップだったり、怖そうなんだけど実は非常にいいヤツそうなDMC信者だったり、テトラポット・メロン・ティだったり、金玉ガールズだったり、根岸母だったり。根岸くん状態で溜まった不満を解消できるのが唯一クラウザーさんであって、結局彼もクラウザーさん大好きなんじゃん、とか。
正直一番ツボに入ったのは、VSジャック・イル・ダークの時の登場シーン。空中からワイヤーに吊るされて登場するのですが、ワイヤーが首に絡まってしまい首吊り状態に。それを見たDMC信者の発言「公開自殺」、この一言です。面白すぎてその日一日中思い出し笑いしてました。公開処刑や公開レイプに飽き足らず、公開自殺してしまうクラウザーさんの「発想の常に斜め上をいく」感がたまりませぬ。いやクラウザーさんは公開自殺するつもりはなかったのですが。
三巻ではまた変態どもが登場するようなので、期待大です。究極なまでの変態ヤローたちをクラウザーさんがどう乗り越えていくのか。