原稿は終わりませんが、我慢できずに読んでしまいました。『よつばと!』6巻。

よつばと! (6) (電撃コミックス)

よつばと! (6) (電撃コミックス)

 面白いなあ〜。至福です。
 
 見た目はクールな感じなのに、結構ふつうな虎子はとてもかわいいと思うよ。
 あさぎの友だちなわりにまともだ。むしろだからこそでしょうか。

 それにしても、よつばがひとりで出かけている時とか、ほんとにドキドキしてしまう。
 なにが起こるかわからない。
 よつばが怒られている時や不安になっている時も、ものすごく心配になってしまいます。

 よつばくらいの子どもにとって、世界がとてつもなく広かったり、大人の存在がとても大きかったりする、っていうコトがこんなにも上手に表現されているのはスゴイと思う。
 大きなコマに小さく描かれたよつばを見ると、ほんとに世界が未知で広大なものって感じがする。

 自転車に乗って河川敷を走るってコトを、すごく感動的な体験として描けるのはスゴイ。

 よつばに感情移入させるんじゃなく、あくまでよつばを外側から見て、よつばの気持ちを想像させるような表現になっているから、余計によつばの気持ちに引っ張られてしまうような気がする。*1
 説明的なナレーションがないのも、「見ている」感じを強めているんだと思います。
 そしてここまで説明の言葉なしで分かり易いのもスゴイ。あずまきよひこはほんとにうまいなあ。

 風香が副会長っていう衝撃の事実には参りました。生徒会の、だよね?キャラで乗り切れるのはむしろ会長で、副会長は実務能力ないと大変だと思うのだけど。
 いやしっかりした子だとは思うんですけどね。風香。
 

 読んでしまったので、脱稿後のご褒美はこれに変更しようかと思います。
 

 宇多丸師匠も絶賛の感動のホラー大作ですよ。
 アホっぽいジャケが内容の実際を裏切っていてせつない。 

*1:この一文「よつば」多過ぎ。