ブラクラの#19(?)。今回は「Fujiyama Gangsta Paradise」、要するに日本編です。

 今回は度肝抜かれました。いや、内容ではないですよ。
 日本編とは、バラライカが日本で仕事がある、ということでロックはその通訳、レヴィはロックのボディーガードとして皆総出で日本にやってきてドンパチするという一連の話ですが。アニメで、バラライカの英語をロックが日本語に翻訳、ロックが日本語を英語に翻訳、バラライカたちはロシア語で会話、レヴィとロックは英語で会話、という三つの言語でのやり取りをどう表現するかと楽しみにしていたのですが…みんな英語やロシア語喋ってたよ
 英語、ロシア語の発音の良し悪しを判定する能力はありませんしそんなことしても不毛ですが、少なくとも、要所要所でそれぞれ日本語以外の言葉を喋ってました。バラライカさんなどは英語、ロシア語とも一応話していました。ロックが同時通訳している場面では、ちゃんとバラライカさんとロック、坂東さんとロックの声をかぶせてながしているし。今回はそのことにひたすら驚いておりました。

 マンガ原作とアニメとは別物だと私は考えているので、安易に「原作を超えた」などとは言いたくないですし、言いえないでしょう。しかし、アニメ「BLACK LAGOON」は、音声と動画によってマンガでは表現しきれない描写の限界を最大限汲み取って「再現」*1できていると言えるのではないでしょうか。マンガを見てアニメを見返す→アニメを見てからマンガを見返す、という往復運動が非常に心地よくて、両方の素晴らしさがさらに引き立つ、非常によい作品だと思います。

 ロックとレヴィのやり取りも、台詞を多少付け加えられる事によって、レヴィの複雑な心境具合が増しますなぁ。
 次回はついに銀さんが白鞘振り回します。私がブラクラで唯一大嫌いなキャラ、チャカも登場です。

*1:「マンガとアニメは別物」と主張しているので、「再現」という言葉は不適切なのですが、他によい表現が思いつかなかったのであえてこの言葉を使わせていただきました。